10月24日は「世界ポリオデー」です。この日、全世界がポリオ根絶を応援し、実現に向けた決意を新たにします。世界のロータリー会員がポリオ根絶のために一体となって活動する機会です。
※国際ロータリーのフェイスブックでポリオ根絶の特別プログラムが配信されました。
◆ポリオという病気
ポリオ(急性灰白髄炎)は非常に感染性の高い病気であり、特に感染しやすいのは5歳未満の子どもです。日本では一般に「小児まひ」と呼ばれることもあります。
ポリオウイルスは人から人へ感染し、最も多いのは汚染水を通じた感染です。神経系を侵すこともあり、これによって身体のまひを引き起こす可能性があります。治療法はありませんが、安全なワクチンで予防が可能です。ロータリーとそのパートナー団体は、これまで世界中25億人以上の子どもにワクチンを投与する活動を行ってきました。(エンドポリオHPより)
◆ロータリーとポリオ
ロータリーでは、職業や市民のリーダーが会員となり、地元や世界の問題に取り組んでいます。ポリオの根絶は、長年にわたってロータリー会員が力を注いでいる活動です。パートナー団体とともに、私たちは122カ国、世界25億人以上の子どもにポリオ予防接種を行ってきました。活動開始以来、世界の発症数は99.9%減っていますが、ポリオはまだ根絶されていません。
私たちは、目標を実現するまで決してあきらめません。
◆ポリオに関する5つの事実
◆ポリオフリーへの闘い そのルーツ
今から40年前、1979年にロータリーがフィリピンで初めて実施したポリオ予防接種プロジェクトの貴重な映像をご覧ください。
映像の中で、当時のM.A.T.カパラス国際ロータリー会長は次のように述べています:
「これはとても小さな始まりですが、偉大な達成の始まりとなることを願っています。それは、この地球上から、恐ろしい病であるポリオを根絶することです。どんな偉大なことも、始まりは常に小さいものです。75年近く前にポール・ハリスがロータリーを創設したとき、会員数はわずか4人でした。その組織は今や繁栄し、153カ国に広がっています」
※フィリピンでのこの活動の詳細については: https://on.rotary.org/2ozvnaC
◆3型ポリオ根絶が発表されました!
「世界ポリオデーである今日(2019年10月24日)、 World Health Organization (WHO) が野生型ポリオウイルス3型が根絶されたことを発表しました。2型は2015年に根絶されており、残るは1型のみとなります。世界からすべての野生型ポリオウイルスを根絶するまでロータリーは粘り強く活動を続けていきます。」