◆ポリオ根絶について
(10月24日読売新聞掲載記事より)
「10月24日は、「世界ポリオデー」です。
ここ何年か、ポリオ根絶の日が近いと言われ、私たちは1日も早い根絶を願っています。しかし、未だ根絶出来ていないのです。ポリオの野生ウィルスがまだ残っている常在国がパキスタン、アフガニスタンの2カ国あります(この3年間、常在国はナイジェリアも加えた3カ国と言われてきましたが、ナイジェリアでは本年8月に発症0を3年間経過し、常在国から外れる見込みです)。このポリオが地球上から根絶しない限り、ポリオワクチンの予防接種が必要です。現に日々国内で生まれた子供全てに生後54か月までに4回の予防接種を行っています。1回当たりのワクチン代金は約5,000円、子供一人に約20,000円かかり、2018年に生まれた子供約92万人(推計値)に投与し、年間184億円がかかります。この費用は地方自治体(市町村)予算から執行されます。昨今外国人が多く入国する現状を鑑みると、この接種も5回目が必要とも言われており、自治体の負担はさらに増えます。従ってこのポリオが早く地球上から根絶されることが望まれているのです。
私たちロータリアンはポリオと言っていますが、世間の方々にはポリオで理解されない場合が多くあります。小児まひと言えば多くの方々にお分かりいただけると思います。ポリオは多くの場合5歳までに発症しますが、稀に成人でも発症する場合があるので「小児まひ」とは言わず「ポリオ」と言っています。」
2019年10月24日(木)「世界ポリオデー」に、読売新聞読カラ―1面広告記事に、国際ロータリー第2770地区と第2570地区共同のポリオ根絶アピールのための記事が掲載されました。
「ロータリーはポリオ根絶まで決して諦めない!!ところで、ロータリーって何?」という表題で、読売新聞カラ―1面広告に掲載されました。
※埼玉県のロータリークラブは管理上2つに分かれていて、2770地区と2570地区があります。
第2770地区は、埼玉南東地区です。
第2570地区は、埼玉西北の地区で、本庄南RCは2570地区に所属しています。
◆ポリオサバイバーとしての2770地区小林 操ガバナー
2770地区の小林 操(こばやし みさお)ガバナーは、ポリオサバイバーとして、ガバナーとなられた今年度特に力をいれて、ポリオ根絶活動に取り組まれています。
「ロータリー生活の中、自分自身がポリオ(小児まひ)サバイバーであり、いつかは自分の思いを行動に移せれば、と思ってきた私にとって、地区のリーダーになって、いよいよその機会をいただけたことは本当にありがたいことです。」(「ポリオサバイバーとしてロータリアンとして」より)
小林ガバナーは今年度地区運営方針を「ポリオ撲滅活動から、クラブ活性化へ」として、「世界ポリオデーの10月24日に全クラブが、ポリオ根絶のイベントを開催し寄付を勧奨すること」が地区目標の一つとなっています。
◆「ロータリーって何?」
「ロータリーって何?」は、2570地区の鈴木 秀憲ガバナーが、ロータリーについて人々に知っていただくために考案されたツールです。
今年度地区運営方針「未来へつなぐ、変える(基本に帰る)」の具体的プランの一つです。
全クラブが、ロータリーについての定義を一言でイメージしやすいものに統一することで、社会の皆様へロータリーとは何かということについての認知を広げていこうというものです。
このロゴマークをできるだけ人の目に触れるように工夫することで、ロータリーとは何かについて、根本的なイメージが人々の中にわきやすくなるようにと考えられています。
◆10月24日読売新聞掲載記事より
「ロータリーって何?を説明します。
世間の皆様方にはロータリーと申し上げても、あまりご存じないと思われます。
一言でいえば、「自分と自分の仕事を磨きながら、地域や国際社会へ奉仕する団体」です。自分と自分の仕事を磨くと申しました。何も高学歴や高所得を指すものではありません。自分自身が勉強し、世間の方々のお役に立つ仕事を、高潔性をもって(正直に)行う事です。
その上で、地域社会で(他の団体や自治体が行っていない)必要な事を行います。
そして、世界で人道的奉仕や青少年の育成を行う。これがロータリー活動の全てです。
その一環として、各ロータリークラブは地域で清掃活動や青少年育成活動等を行っています。
ロータリーが行っている人道的奉仕には、6つの重点項目があり、その中でも特に疾病治療や予防の観点から「全世界からポリオを無くそう。」と力を入れて居り、間もなく世界からポリオを根絶出来そうです。
私達は、常により良い世界を目指して、前向きに活動しています。
あなたも参加しませんか?」