11月14日(土)元小山川の一斉清掃に参加いたしました。
参加者は、長沼章会員・飯塚能成会員・戸谷充宏会員です。
2570パスポートロータリークラブ(旧本庄南ロータリークラブ)の清掃場所は、「元小山橋~待合橋」区間です。
仲町自治会の副会長でもある飯塚能成会員は、仲町「新賀美橋~元小山橋」区間にて清掃活動に参加されました。
◆日程:2020年11月14日(土)
◆時間:AM8:30~AM9:30
◆場所:元小山川の河川区域
清掃活動中の長沼会員
飯塚先生が清掃されていた区間
◆清掃区域
本庄はかつて「若泉の庄」と呼ばれていました。
神流川からゆっくりと地下を通って自噴する伏流水が豊富で、段丘崖のいたるところから湧き水がありました。
湧き水が豊かな「若泉公園」や「元小山川」は、地元の方々の憩いの場として親しまれてきました。
しかしながら、近代化に伴って河川流域の市街化が進み、湧き水は枯れ、かつての清流は失われてしまいました。
そこで、平成13年(2001年)から、埼玉県・本庄市・地域が連携して、以下の2つのの清流再生プロジェクトが継続して実施されてきました。
「清流ルネッサンス21(~H13)」
平成27年(2015年)、「元小山川まるごと再生プロジェクト」の事業は無事に完了しました。
現在は、「県・市・地域との協働」によって元小山川をきれいな状態に保っていくための「維持活動」が行われています。
今回の「元小山川一斉清掃」もその維持活動の一環で、自治会と各種団体が一緒になって清掃活動が行われました。
◆元小山川まるごと再生プロジェクト(H24~H27)
◆地域と行政が連携した維持管理(H27以降~)
~河川の改善・維持活動をされている他団体の方たち~
◆NPO法人 川・まち・人プロデューサーズ
真下建設(株)社長 真下敏明氏が代表を務めておられるNPO法人です。2005年より早稲田大学榊原豊教授を中心に地元産官学市民と連携して、地域の水環境の保全活動を行われています。
藤田小学校とは河川調査学習、元小山川での水質調査などを通して、元小山川の維持活動に尽力されています。
◆市民によるまちづくりグループ「本庄まちNET」
代表:戸谷 正夫氏
郷土史家:増田 一裕氏
本庄まちネットは、本庄のまちづくりにご尽力されている団体です。
6つのプロジェクトチームがあり、「食」「建物」「川の景観」「歴史」「鬼」などのテーマで活動をされています。
本庄市は昭和58年(1983年)、元小山川ぞいの整備計画「本庄リバーサイドコンビネーションパーク整備計画」を公表しました。その整備計画の原点となった設計が、本庄まちNET会長である戸谷正夫氏の卒業論文であったとのことです。
また、増田一裕氏は、本庄まちNET会員かつアドバイザーとして、歴史、地理、文化、経済など総合的な視点から本庄地元学の研究をされています。元小山川周辺の土地活用についても、崖と川の豊かな情景を生かしつつ活用するための貴重な提言もされています。
『本庄地元学だより(P242)』(増田 未来望著・本庄まちNET発行)より引用
◆若泉公園(本庄市)